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昨年の12月8日に愛弟子が念願のチャンピオンになった。

あれから1年、彼女が想定外の退会をした事が今でも不思議でしようがない。

10年間ほとんど毎日一緒に厳しいお稽古をした日々をそんなに簡単に忘れられるものなのだろうか。

みんなの協力で栄光を掴みとり共に喜び合った瞬間をいともたやすく忘れられるものなのだろうか。

彼女が人生ではじめて得た仲間と居場所と目的、それすらもまるで無かったことのようになぜ生活が出来るのだろうか。

ましてや彼女から絶縁される謂れが無い、本当に不思議でしようがない。

とはいえ僕個人は彼女が居なくなった事でその空いた時間というスペースに見事に新たな本分がハマったのも神の思召しだろう。

そして僕が斎藤千種という愛弟子をチャンピオンに育て上げた事には変わりはない、だからその実績を糧にして次の王者育成に繋げるのだ。