少年部があった頃に子供たちから「先生はいつ引退したのですか?」と聞かれて「男が引退する時は死ぬ時だ」と答えて彼らをビックリさせた事がある。
とはいえあと数年で還暦を迎えるまでの歳を拾うと物事に対してのこだわりが薄れて来て他人の言動に違和感を感じても「まぁ仕方ねぇか」みたいに自分に折り合いを付ける術を知る。
達観したと云うヤツなのだろうがそれでも人生を完全燃焼して引退へのこだわりは変わらない、ずいぶん前に赤坂で一度だけお目にかかった事のある安藤昇さんの著書の中の言葉に「達観してなお枯れず』とあったがまさにそれを自で行くのだ。